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2012年5月29日 (火曜日)

ギターや声でシンセ鳴らすならThumbJamだよ! 意外と知られてないpitch to MIDI

 iPhone / iPadで楽器演奏するならThumbJam! というくらい一部では人気のある音楽アプリですが、画面をタッチして音を出すだけでなく、外部からの音声入力からピッチを検出して鳴らす、いわゆるpitch to MIDI機能を備えてます(英語だとpitch tracking?)。

 いつかは書こうと思ってたのですが、ようやく書く気になったそのきっかけがDTMステーションのこの記事。

 ギターや声でシンセが弾ける、Audio MIDI Connect - 藤本健の“DTMステーション”はてなブックマーク - ギターや声でシンセが弾ける、Audio MIDI Connect - 藤本健の“DTMステーション”

 ここで詳解されているのが、Audio MIDI Connectというアプリ。

 とっても安いんだけど、レイテンシが大きいとか、Virtual MIDIを使う面倒があるとか、いろいろ問題がありそう(85円で安いと思ってたらセールが終わってますね)。

 っていうか、そんなのThumbJamならもっとカンタンだし、レイテンシも少ないよ! というのがこのエントリの趣旨。

ThumbJamって何?

 ThumbJamはiOSデバイスならではの奏法が魅力の音楽アプリ。画面のタッチでピッチを、タッチした指を動かすことでビブラートを、本体を傾けて音量を、ってな具合。

 このアプリを知るきっかけとなったのが、「iPhone/iPad楽器アプリ「ThumbJam」を使ったハイクオリティな室内楽団!「DigiEnsemble」 | iPhone・iPad Music App blog~音楽アプリ・楽器アプリのレビューブログ~はてなブックマーク - iPhone/iPad楽器アプリ「ThumbJam」を使ったハイクオリティな室内楽団!「DigiEnsemble」 | iPhone・iPad Music App blog~音楽アプリ・楽器アプリのレビューブログ~」で紹介されていたビデオ。これ見るのが手っ取り早い。

 内蔵音色はストリングスはじめ、ギターやピアノ、打楽器などけっこう豊富に揃っている。なかなか魅力的でしょ?

ThumbJamを音声入力で鳴らす

 で、画面のタッチじゃなくて、オーディオ入力、すなわちiOSデバイスのマイクとか、オーディオインターフェイスからの音声で鳴らす方法。これがまた、カンタン。

Settingthumbjam

 上の画面にあるアイコン(マイクと音符)をタップするだけ(タップすると右の設定が出てくるけど、とりあえずそのままでOK)。マイク入力の場合はヘッドフォンしないといけない(出た音が拾われてぐしゃぐしゃな音が出る。それはそれでおもしろいけど)

 歌に自信がないので、もっぱらMobile In経由でギターを鳴らすんですが、さほどレイテンシは気にならないレベル(少なくとも100msなんてことはないはず)。いや、ギターがちゃんと弾ける人なら、使えないよ! ってことになるかもですが。


PCのソフトシンセだって鳴らせるよ!

 さらにすごいのが、ThumbJamは、無線LAN(Wi-Fi)経由でMIDI信号を飛ばせること。

 Windowsマシンなら、rtpMIDIっていう仮想MIDIドライバみたいなアプリを入れれば、 WindowsのDAWソフトに立ち上げたソフトシンセが鳴らせるんですよ! 詳しくは以下から。

テクニック集 - 音楽アプリ for iOS - livedoor Wiki(ウィキ)はてなブックマーク - テクニック集 - 音楽アプリ for iOS - livedoor Wiki(ウィキ)

 MacはOS Xの機能でそのまんまいけるみたいですよ。

 とりあえず、当方はWindowsのSONARで試したりしてます。

 設定は、「Prefs」の「MIDI」から。
 「MIDI General Options」の「User CoreMidi」、「Enable Network Session」をONに。下のほうにある「MIDI Output Connection」の「Network Session」をONすればOK。

Settingthumbjammidi

 こちらも設定はカンタン。ということで、SONAR側はrtpMIDIといっしょにキャプチャしてみました。

Sonarrtp

 で、この場合の結果ですが。

 ThumbJamの鍵盤を弾くぶんには、Wi-Fiで鳴らすのもさほどレイテンシが気にならなかったんです。
 でも、pitch to MIDIを使って、ギター→ThumbJam→Wi-Fi→SONARってすると、何重にもレイテンシが加わるためか、かなり遅れが気になります。まあ、音程を入力するためと割り切れば使えないことはないと思います。

 ギターシンセっていうと、すんごい高いんですが、ThumbJamなら600円ですよ。まあ、ギターをiOSデバイスにつなぐインターフェイスも必要になりますが、それも2000円くらいからありますしね。安いです。

 ということで、ThumbJam、オススメ!

(追記)
 外部入力からpitch to MIDIしたい場合は、Scales(スケール)の指定で「Chromatic」を選択してください。そうしないと、鳴るはずの音が鳴らない!とか、検出精度が低い!なんて勘違いをするはめになります。また、初期設定ではChange Instrumentsで楽器を変える際にスケールも同時に変わってしまう設定になってるので、Select Presetの一番下にあるKeep Current Scale/KeyをONにしておくのも忘れずに。
(追記終わり)


 「もっとシンセサイズとかちゃんとやりたいんだけど」っていう人には、こちらがオススメ。

 当ブログでも以前とりあげてます。

iPadをギターシンセに! SHREDDER - Synth for Guitar 登場はてなブックマーク - iPadをギターシンセに! SHREDDER - Synth for Guitar 登場: point of view point

 当時からバージョンアップして、スケールの指定とか、1ノートでコードを鳴らすなんてことも可能になってます。ギタリストならこちらも要チェックです。

 なお、例によってiOSアプリのリンク作成にはこれ使ってます。

 Sticky iTunes Link Maker - iTunes リンク作成ツールはてなブックマーク - Sticky iTunes Link Maker - iTunes リンク作成ツール

 こちらもよろしくお願いしまーす。


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