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2013年4月 9日 (火曜日)

DSLR音声問題 デジカメの音声収録を考える DMC-GH2にICレコーダーを接続

 Panasonicのミラーレス一眼LUMIX DMC-GH2はマイク入力を備えている。内蔵マイクの音質に満足できない場合は、市販のマイクが使えるというわけだ。マイクだけでなく、ICレコーダーも併用したいというわけでいろいろテスト。

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 内容は大きく分けて2部構成。前半がDMC-GH2のコネクタ問題。後半がマイク入力端子へのレコーダーの接続。

DMC-GH2のコネクタは2.5mm

 まずは、コネクタをチェック。DMC-GH2のマイク用コネクタはなぜか2.5mmのステレオミニジャック。ステレオマイク対応だ。ビデオカメラ用、ICレコーダー用として売られている市販マイクの多くは3.5mmのミニジャックなので変換アダプタみたいなのが必要になる。ICレコーダーやiPhone用に購入したマイクとか、自作のマイクも当然3.5mmのコネクタだ。しかし、DMC-GH2のそれは2.5mm。超ミニステレオジャックなんて言い方もされてるようだ。

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 カメラのコネクタの横に比較として置いたオスのコネクタが3.5mmのもの。当然これは接続できない。

 ちなみにこのコネクタ。リモートレリーズ用コネクタを兼ねている。シャッターをリモコンで切れるみたいなやつ(用語がいまいちわかってない)。それとの互換性か?

 まあ、とにかくマイクをつなぐには2.5mmではなく、3.5mmのミニジャックの方が好ましい。というか汎用性が高い。2.5mmミニジャックオス-3.5mmミニジャックメスのアダプターがまず必要になる。
【変換プラグ】ステレオミニ⇒ステレオ超ミニ変換プラグ φ3.5mm⇒φ2.5mm 3A-35S25S 2.5mmプラグ-3.5mmジャックが両端についた変換コネクタでもよいのだけど、カメラの横にでっぱる部分が大きいと不安が残る。変換コネクタの先にさらに3.5mmプラグのケーブルをつなぐと、出っ張り部分が多すぎ。誤ってボキッとかいったら目も当てられない。ということで、短いケーブルで両端をつなぐアダプターのほうが望ましい。

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 作った。

 2.5mmのプラグ、3.5mmのジャックを秋葉原の電子パーツ店で購入。たぶん、どちらも100円以下。L、Rの信号線とグランドの合計3本を接続。チューブで外側を保護(したつもり)。シールドはいらないのか? などわかんないけど、短いからまあ大丈夫だろう。とりあえず、使えるかテストってことで。

 手持ちのマイクをいろいろつなぐ。ノイズもなく、まったく問題なし。プラグインパワーマイクの給電も大丈夫。

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 外部マイクを接続すると画面に「外部マイクは電源オンでご使用ください」と出る。

05level

 でもって、マイクレベル設定というのもある。画面のレベルインジケーターを見ながら4段階で設定する。

06all

 外部マイクを接続した状態だと、左上あたりにマイクのアイコンが登場。右下にはレベルインジケーターも。マイクの接続がちゃんとしてないと、マイクアイコンもインジケーターも出ない。

 接続したつもりでも、内蔵マイクで収録される場合がなんどかあった。接触に問題があるのか。プラグの形状によるものだろうか? アイコンなどが出ない場合はもう一度プラグを抜いて挿し直す。このへん忘れがち(実際に何度か失敗した)。

ICレコーダーで音質アップ&失敗を防ぐ

 いよいよ、本題。ICレコーダーの接続だ。カメラでの収録と同時にICレコーダー(高音質をうたった、非圧縮で録音できるやつはリニアPCMレコーダーとも呼ばれるが、ここではとりあえずICレコーダーで統一)で収録する意味は、まず第一に音質アップが挙げられる。さらに、カメラでの録音レベル設定のミス(大きすぎて音割れするとか)による音声収録の失敗を防ぐ意味もある。たぶん、このへんがおもなところだろう。

 実際、内蔵マイクはどうも感度が低い。実際に聞こえているはずの音が収録されていないなんてことも多い。また、単純にレベルが低いってのもある。これが音声収録にフォーカスしたICレコーダーの使用が問題解決のための単純な回答となる。

 また、外部マイクを使う場合でも、カメラのマイクアンプの品質が問題になる。ICレコーダーのマイクアンプのほうが質が高い場合が多いので、外部マイク使用でもICレコーダーを利用するのがよさそうだ。

 もちろん、カメラの内蔵マイクで収録、さらにICレコーダーでも収録。両者をビデオ編集の段階で合わせるという手法もある。しかし、これ、けっこうめんどくさい。長時間をワンショットでとるならいいけど、数カットあると、音合せの手間も増える(やってみればわかる)。ICレコーダー側の録音ボタンを押し忘れた、なんてこともけっこうある。というわけで、ICレコーダーの出力をカメラで収録するというのが手間の面でも音質面でも楽になる。

 このへんの知識は以下に詳しい。

デジタル一眼ムービーに最適なICレコーダーとは!?[DSLR音声収録]はてなブックマーク - デジタル一眼ムービーに最適なICレコーダーとは!?[DSLR音声収録]

 というか、これが元ネタ。じゃあ、自分の環境、手持ちの機材でどのようにするか、というのが本題だ。実は。キャノン端子とか大仰なものは扱わない。もう少しコンパクトで安い環境の話になる。

 で、上記リンクにもあるとおり、ICレコーダーの出力はラインレベル、カメラの音声入力はマイクレベル。レベルのマッチングが必要だ。抵抗入りケーブルとか、アッテネーターと呼ばれるものが必要になる。

 手持ちのICレコーダーは今はなきサンヨーのICR-PS501RM。出力はステレオミニ(当然3.5mm)のヘッドフォン出力のみだ。当然ながらボリュームの調整が可能だ。これをカメラDMC-GH2のマイク入力につっこんだらどうなるか? ボリュームの調整は一応できるのだから、なんとかならないか? 

 電気信号とかインピーダンスとかそのへんの知識はまったくないのだが、とりあえず試す。

 ICレコーダーの入力レベルは録音に適したもので。このへんは普通に。問題はヘッドフォン出力。20段階の調整が可能なので、カメラ側のレベルを見ながら調整していく。まず、カメラのマイク感度は4段階のうち最低にした。どれにしてもレベルインジケーターが真っ赤になる。こちらを最低にしておいて、ICレコーダーのヘッドフォン出力のボリュームを下げていく。

 20段階の真ん中10にしたところ、カメラ側のインジケーターの動きがよさそう(赤がたまに点灯)なので実際に録音してみる。

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 録音したものを再生。カメラのスピーカーではまったくわからない。音質のチェックは無理な音量しか出ないからだ。ということで、PCへデータをコピー。聞いてみると音割れしている。ボリュームが大きすぎだ。ということで、再度テスト。だんだんボリュームを下げながら録音して、同様にテスト。

 ICレコーダーのボリューム6くらいが問題ないレベル。8くらいまで上げても音割れはないけど、さらに大きい音が入った場合は危ないかもしれない。という感じ。なにぶん家のリビングルームのテストなので、そんなに大きな音は出せない。実際のレベルは屋外で行わなければならないだろう。

 それでも、なんとか満足できる感じに収録できることはわかった。もっと多くのソース(たとえば、コンサートの演奏とか)で試さないと、音質についてはっきり言うことはできないと思うのだけど、目的は達成できた。


DMC-GH2 Mic input test with a digital voice recorder - YouTube


まだ残る問題 - モニタリングと固定方法

 一応、ここまでが今回のテストの成果。しかし、まだ問題というか課題は残る。

 まず、収録時のモニタリングの問題。先に挙げたリンク先の記事にも詳しいのだけど、録音時に音を聴くことができない。これはカメラDMC-GH2側の問題。

BELKIN マルチ イヤフォン スプリッター ROCKSTAR F8Z274 最悪ICレコーダー側の音がちゃんとしてればいい、というのであればICレコーダーの出力をスプリットして聴くという手段も考えられる。これにはBELKINのイヤフォンスプリッターを持ってるのでなんとかなりそうだ。レベルの減衰の問題はあるかもしれないけど、まあ、なんとか。

 次にICレコーダーの固定。ICレコーダーを別途持つとすると、映像と音声の向きが違ったりして違和感の残る映像になってしまう。ICレコーダーにカメラと同じ三脚用ネジ穴(1/4インチのアレ)があれば、ホットシューに取り付けるアダプターを介して固定できると思うのだけど、ICR-PS501RMにはそのネジ穴がない。

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 でもって、こういう製品。Amazonで調べてみたら1,200円とかするのね。けっこう高い。

 そんなこんなで、ほかにも考えなければならないことはまだあるのだけど、屋内、というか家庭内で使う分には今回のテストでOKというところまできた。

Panasonic ルミックス デジタル一眼カメラ/ボディ フルハイビジョン動画撮影 ブラック DMC-GH3-K このへんは、たぶん、LUMIX DMC-GH1とか、LUMIX DMC-GH3など、先代機種、後継機種でも同じような感じだと思う。マイクの音質の違いはあるだろうけど、外部接続でなんとかできる部分では、というところで。

 現場への投入にはまだまだテストが必要だけど、そのへんはおいおいやっていくことにする。

 レベルを合わせるために、FOSTEXのPC-1eを買ってラインアウトの機器をカメラのマイク入力つなぐ、なんて上記リンクにあるようなことも考えたのだけど、購入する必要は今回の範囲では、なくなったと思われたのが最大の収穫だったり。

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